ゼロの日常36話『HANZO』のネタバレ感想です。(2019/7/10発売・少年サンデー2019年32号掲載)
今回もまた賛否両論分かれそうな話というか、物議を醸しそうな話でしたねー(笑)
良く言えばおちゃめ、悪く言えばこれでよく公安が務まるな…な安室さんでした。
途中までは見事だったんですけどね…。
それでは、以下ネタバレを含む感想です。ネタバレNGな方は注意してください。
ゼロの日常36話ネタバレ感想
ヨーコちゃん初登場!小ネタも◎
コナン界のスーパーアイドル・沖野ヨーコちゃんがゼロティ初登場!
ヨーコちゃんは犯沢さんにもよく出るし、スピンオフに引っ張りだこですね~。
カラーページ、扉絵、色使いがめっちゃキレイでした!
というわけで間違えた単位は「はないちもんめ」の匁でした 気付いたそこのあなた!コマの隅々まで見てくれてありがとう! 人参一本分の重さに苦戦する安室さんが見られるのは今発売中のサンデーだけ! 単行本で直しますー pic.twitter.com/hRBH1UOig8
— 新井隆広+10/18二巻発売 (@pyonpyon6) 2019年7月11日
ヨーコちゃん、「読者にそれなりの知名度があるけど、コナン本編の大筋に関わらないキャラ」という絶妙な立ち位置ですよね。
ちゃんとマネージャーの山岸さんも再登場してるのが地味に嬉しかったです!
山岸さんはヨーコちゃん初登場の事件「アイドル密室殺人事件」原作1巻FILE6-9/アニメ3話に登場します。
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今回、小ネタも効いてて良かったです。
17ページで梓ちゃんがHANZOの説明をしている背景に、「仮面ヤイバー」と「私立探偵 桐島祥二」のポスターが…!
仮面ヤイバーはかなり知名度が高いと思いますが、実は「私立探偵 桐島祥二」も、過去にコナン本編の「テレビ局殺人事件」原作11巻/アニメ31話で登場しているんです。
名探偵コナン
Hulu(フールー)では名探偵コナンの動画が見放題!シーズン1,第31話,テレビ局殺人事件 小五郎がゲスト出演した人気番組の生放送終了直後、プロデューサー・諏訪が、ミーティングルームで殺された。諏訪はここで番組終了後に司会の松尾と打合せをすることになっていた。番組降板の噂もあった松尾に目暮警部が問い正すが、生番組の司会をやっている自分に犯行は不可能だと自分のアリバイに自信たっぷりだ。
小五郎のオッチャンがゲスト出演するTV番組「日本丸見え探偵局」内で流れる推理VTRコーナーのタイトルが、「私立探偵 桐島祥二」なんです…!
「テレビ局殺人事件では」諏訪ちゃんこと諏訪Pが殺害されてしまったし松尾貴史さん犯人だし(声優さんもご本人w)「日本丸見え探偵局」は打ち切りになったはず。
人気コーナーだったから「私立探偵 桐島祥二」だけ独立したのかな…
などと想像が膨らんで楽しゅうございます。
ですが、桐島祥二には実は更に元ネタがあって、一番最初に桐島祥二が登場するのは青山先生の短編集です。
この短編集に入っている「探偵ジョージのミニミニ大作戦」の主人公が、私立探偵・桐島祥二なのです!
探偵ジョージのミニミニ大作戦→名探偵コナン→ゼロの日常 と3作品に渡って登場しているんですね。
同著者の別作品がクロスオーバーや作中作として出てくるの、めちゃくちゃ楽しい!
個人的にこういう小ネタ探すの大好きです(^^)
途中までは、さすがです
あと小ネタで言えば、HANZOの説明にドヤってペラペラ喋る梓ちゃんに「へー」って超適当に返してる安室さん笑った。
自分から話振っといてあんまり聞いてないってどういうこと?(笑)話聞いて安室さん!
しかし、途中まではさすが安室さんだな~って感じのストーリーでした。
探偵ってワードにピクッとなる犯人の妙な気配に気づいたり、わざとペンを落としてカマかけたり…
日常においても、誰も気付かないうちに、犯罪が起こる前に芽を摘む公安警察官って感じでかっこよかったのに…
それなのに…!
特大これ公ブーメラン
「なんだ!?この巨大なセットは!!」とか、もう完全にギャグじゃん(笑)
だめ、見返すたびにこのコマの鬼気迫る表情が逆に笑かしに来てるようにしか見えない…
キャメルの時と同様筋トレバトル漫画になってるし、何ならここからのテンポはめちゃくちゃ良い。
そそり立つ石垣ってフォントの存在感で笑かしてくるのとか、好きですよ。
だけど、だけどさ…、この展開、降谷さんの立場的にはダメだよね…?
4thステージではすでに犯人のこと見てないしさ…。
降谷さん、これでよく公安が務まるな!!!ですよ。
たまたま犯人が勝手に自滅してくれたから良かったようなものの。
犯人をちゃんと締め上げた後で、身体がうずいちゃってついHANZOチャレンジしちゃった…って展開じゃだめだったのかな。
それならここまでのこれ公ブーメラン案件までにはならなかったと思うんだけどなぁ。
話の流れとかテンポが良くないってことなんだろうか…
それとも、犯人が気絶したのを、安室さんは読者の知らないところでちゃんと認識していたってこと?
イヤ、それなら「何やってたんだっけ?」って言葉は出てこないか。完全に犯人のこと忘れてるよな(笑)
さすがに犯人のこと忘れてアスレチックに夢中になっちゃう展開は公安警察官としてダメでしょ。
わたしはどちらかというとゼロティも楽しく読んでるし、安室さんのダメな部分とか隙が見えるほうがキャラクターとして好感持てます。
ただ、今回のオチに関してはこれ公がブーメランすぎてモヤっとしちゃいました。
ゼロの日常36話ネタバレ感想まとめ
以上、ゼロの日常36話『HANZO』のネタバレ感想でした。(2019/7/10発売・少年サンデー2019年32号掲載)
ゼロの日常36話を一言でまとめると…『途中まで見事だったけど、オチが特大これ公ブーメランだった回』でした。
これは賛否両論分かれるでしょうね。
結果的に犯人捕まったから良かったのかもしれません。
ですが、私の感想としては「これでよく公安が務まるな!」ですかねー…。
小ネタも好きだし、途中までの展開が良かっただけにちょっと残念です。
ギャグとして割り切って読めば楽しめるかな…?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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